皆さんが持つであろうお坊さんのイメージ
①お経を唱える ②滝に打たれる ③酒や肉の飲食をしないなど
私自身、この①~③はよく言われます。
さて、その他にも⇒のイラストの様な事をイメージする人も多いのではないでしょうか?
そうです!掃除!!
まぁ現代では、箒だけでなく、掃除機など文明の力にも頼ります(^_^;)
実は、掃除はお坊さんの世界では「作務行」といい、修行の1つなんです。
先日、年末という事で、お寺の大掃除をしまた。日常では行き届かない所まで丁寧に掃除するので、骨だけでなく、心も折れます(笑)
しかし、これも修行!
掃除といえば、こんなお話があります。
お釈迦さまの弟子に「スリハンドク」という物忘れがはげしく、愚鈍な人がいました。
お釈迦さまから教えられる事がなかなか覚えられず、仲間はずれになっていました。
ある時、お釈迦さまはスリハンドクに1本の箒を与え、「塵を払え、垢を除かん」と唱え、掃除を一生懸命しなさいと教えました。
スリハンドクはお釈迦さまの教えを守り、長年掃除を行いました。
「掃除とは心を磨くこと。周囲の奇麗や汚れに左右されることなく、自己を磨くことである」と悟ります。
そして、スリハンドクはお釈迦さまから、「スリハンドク、お前は未来において、必ず普明如来という仏になりますよ」と言葉をかけられます。
掃除=修行
目に見える塵埃だけでなく、心も奇麗にする。そんなことを意識してみると、気持ちよく新年を迎えられそうですね!

