今年度の除夜の鐘撞はコロナ禍の情勢を鑑みて、昨年に続き中止とさせていただきます。
楽しみにしていただいていた皆様には大変申し訳ございませんが、ご理解の程宜しくお願い申し上げます。
皆様がより良く新年をお迎えできることを心よりお祈り申し上げます。
新年明けましておめでとうございます。
本年の干支は辛丑(かのと・うし)の年となります。
史学研究や易学などの専門家によると、辛丑(かのと・うし)の年は、その傾向から「前年から続く混乱と危機はあるが、それを乗り越えようとする力強い一歩が期待できる年」とされています。
その理由について、十二支の「丑(うし)」と十干の「辛(かのと)」の意味から少し考えていきたいと思います。
はじめに、十二支の「丑(うし)」の意味について。
実は、元々十二支に動物の意味はなかったそうです。
十干と十二支を組み合わせ、日付を記録したり、12回で循環する月や時刻。方位を指すことにも使われていました。
つまり、十二支はあらゆる概念の指標であり、生活においてとても重要なものでした。
そのため、無学な民衆でもこれを覚えて使える様、馴染みの深い動物が割り当てられたそうです。
では、丑(うし)は動物でなければ元々どういう意味だったのか?
本来は「紐」という字で、「芽が種子の中に生じてまだ伸びることができない状態」を意味しているそうです。
次に、十干の「辛(かのと)」の意味について。
辛(かのと)は「新」という字に通じ、「植物が枯れて新しい世代が生まれようとする状態」という意味があるそうです。
十二支の「丑(うし)」と十干の「辛(かのと)」の組み合わせから、冒頭で記した様に、「転換期」と言えるのだそうです。
一歩一歩着実に、しかしチャレンジ精神は忘れずに、令和3年もお寺は布教活動に精進して参ります。
本年も宜しくお願い致します。
皆さまの御多幸を心より御祈り申し上げます。
南無妙法蓮華経
新型コロナウイルスの感染症が拡大している状況に鑑み、感染拡大防止のため、今年度の除夜の鐘は中止とさせていただきます。
楽しみにしていただいていた皆様には大変申し訳ございませんが、ご理解の程宜しくお願い申し上げます。
未だ新型コロナウイルス感染症が収まらない状況にあります。感染予防に努め、本年の「御会式」は住職のみでの執り行わせていただきます。
檀信徒様におかれましては、是非ご自宅にて、御仏壇の日蓮聖人像に手を合わせていただければと存じます。
尚、例年受付にてお渡ししている「日蓮聖人御札」は、先日お送りした案内状とともに同封させていただきました。(廣龍寺本堂にて、読経し経力を加え、心願成就の祈願をさせていただきました)
檀信徒の皆様の健康と、一刻も早い新型コロナウイルス感染症収束を心よりご祈念申し上げます。
西暦1282年(弘安5年)10月13日、日蓮大聖人はその生涯を法華経・御題目弘通に捧げ、武蔵国池(現在の東京都大田区池上)にて61歳の御生涯を閉じられ、本年は日蓮大聖人がお亡くなりになられてから739遠忌に当たります。
正式名称は「宗祖御報恩会式」といいます。文字通り、日蓮大聖人の遺徳を讃え、御恩に報い、感謝の誠を捧げる大切な法要です。
コロナ予防の為、本年は形態を変えて法要を営みたく存じます
【重要!】
●施餓鬼会当日のお墓参りは可能ですが、駐車場を含む全ての場所において、マスクの着用をお願いいたします。
●マスクをお持ちでない方はハンカチなどを使って口や鼻をおさえて下さい。また発熱等の風邪症状が見られる時は、ご参拝を控えるよう、ご協力の程宜しくお願い申し上げます。
●参拝・焼香時、塔婆受け取り時は、人との距離を保ち、「3密」にならないようご注意下さい。
ご協力の程宜しくお願い申し上げます。
【案内対象】
➡廣龍寺檀信徒各位
【日時】
➡令和2年8月23日(日)午後3時法要開式
【場所】
➡廣龍寺 本堂入口(屋外での焼香)
【内容】
➡コロナ予防の為、本堂にあがらず外での自由参拝・焼香とさせていただきます。
●大変恐れ入りますが、「3密」を避ける為、境内に控え場所の設置、飲食の提供は控えさせていただきます。当日参拝・焼香をご希望される方は熱中症対策の上、ご来山下さい。
【塔婆の受け取り方法】
➡施餓鬼会当日、法要後の午後4時~午後5時まで、本堂を開放しておきますので、人との間隔に注意し、ご自身の塔婆を取り、お墓に建立して下さい。翌日以降は本堂正面の外に安置しておきます。
【塔婆・回向料及び墓地管理費の納入方法】
➡郵便振替 納入〆切は令和2年8月31日
檀信徒各位には既に案内状を送付させていただきました。
「払込取扱票」を同封いたしましたので、ご確認・ご利用下さい。
振込手数料はお寺で負担いたします。
尚、通信欄の印字は合計山納金の内訳となっております。
●山納金が滞っている場合は、数年分の合計山納金とその内訳を記載させていただきました。
廣龍寺の「檀信徒規定」、「墓地管理使用規定」に基づき、必ず山納くださいますようお願いいたします。
【領収書について】
➡別途領収書は発行いたしません。
払込受領書をもって領収書に代えさせていただきます。
【御供物について】
➡ささやかではございますが、「除菌シート」を案内状に同封させていただきました。
ブックエンド、アクリル板、モールで「コロナ飛沫感染対策パーテーション」を自作してみました!
お寺の応接室が3密になってしまうこともあり、広い空間、換気もしやすい本堂の一角に設置しました。
※基本的に、現在は対面を控え、インターフォン越し・電話・FAX・Mail等で相談可能な案件は、そちらを利用し対応させていただいております。
廣龍寺では、新型コロナウイルスの感染予防に努めて参ります!
【案内対象】
廣龍寺檀信徒各位(新盆にあたる各家)
【日程】
令和2年8月1日(土)
【場所】
廣龍寺本堂
【受付・法要時間】
第一部 受付午前10時30分 ・ 法要午前11時00分
第二部 受付午後 1時30分 ・ 法要午後 2時00分
【持参】
墓前用仏花(1対)
墓前用お線香
手提提灯(迎え火のため)
本堂用お供物は任意
本堂用仏花は寺院でご用意します
【山納金】
御布施¥30、000以上
新盆仏具代¥10、000以上
塔婆代1基¥4、000
※法要前受付にて御納入して下さいますようお願い申し上げます。
【新型コロナウイルス感染症予防対策】
●住職、参列者のマスク着用
●本堂内の換気
●間隔を空けて着席
●各家代表1名が堂内参列
●お墓参りはご家族で可能
(大変恐れ入りますが、代表者以外の方は境内にてお待ちいただきます。「3密」を避ける為、境内に控え場所の設置、飲食の提供は控えさせていただきます。8月1日夏日の法要ともなりますので、熱中症対策の上、ご来山下さい。)
参拝・お墓参りについては、駐車場を含む全ての場所において、マスクの着用をお願いしております。
マスクをお持ちでない方はハンカチなどを使って口や鼻をおさえて下さい。
また発熱等の風邪症状が見られる時は、ご参拝を控えるよう、ご協力の程宜しくお願い申し上げます。
ご不便をおかけしますが、何卒ご理解下さいますよう宜しくお願い申し上げます。
新盆会とは、御先祖様に先んじて、殊に、忌明け後に初めて御盆を迎える一霊位の為に営む法要です。
廣龍寺では、本年新盆にあたる各家に御参詣頂き、本堂にて総供養という形で御供養させて頂きます。
法要後は、卒塔婆の建立と供に、お墓参りをして頂きます。
ホームページをリニューアルしています。
やればやるほど、こだわりが出てきてしまう性分です・・・
新しいページ『仏教のお話』にて「お釈迦さまのご生涯」や「お経に関すること」なども執筆中。
ちょくちょく閲覧に来て頂ければ幸いです!
【案内対象】
廣龍寺檀信徒各位
合掌 先日郵送させていただいた、書面記載の通り、令和2年3月20日(金)に予定している春季彼岸会は、新型コロナウイルスの感染拡大予防の為、ご供養はご参列無しの住職のみで執り行わさせていただきます。
「塔婆・回向料」、「護持会費」の山納については、翌年の3月春季彼岸会に合わせ2年分山納という形をとらせていただきたく思います。
ご理解ご協力の程宜しくお願いいたします。
また、彼岸期間中のお墓詣りは可能ですが、駐車場を含む全ての場所において、マスクの着用をお願いいたします。マスクをお持ちでない方はハンカチなどを使って口や鼻をおさえていただければと思います。
発熱等の風邪症状が見られる時は、ご参詣を控えるよう、ご協力の程宜しくお願い申し上げます。
皆様の健康と、一刻も早い新型コロナウイルスの感染収束を心よりご祈念申し上げます。再拝
新年明けましておめでとうございます。
本年の干支は庚子(かのえ・ね)の年となります。
史学研究や易学などの専門家によると、庚子(かのえ・ね)の年は、その傾向から「新たなことに挑戦するのに適した年」とされています。
その理由について、十二支の「子(ね)」と十干の「庚(かのえ)」の意味から少し考えていきたいと思います。
はじめに、十二支の「子(ね)」の意味について。
実は、元々十二支に動物の意味はなかったそうです。
十干と十二支を組み合わせ、日付を記録したり、12回で循環する月や時刻。方位を指すことにも使われていました。
つまり、十二支はあらゆる概念の指標であり、生活においてとても重要なものでした。
そのため、無学な民衆でもこれを覚えて使える様、馴染みの深い動物が割り当てられたそうです。
では、子(ね)は動物でなければ元々どういう意味だったのか?
本来は「孳」という字で、「種子の中に新しい生命がきざし始める状態」を意味しているそうです。
次に、十干の「庚(かのえ)」の意味について。
庚(かのえ)は「更」という字に通じ、「植物の生長が止まって新たな形に変化しようとする状態」という意味があるそうです。
十二支の「子(ね)」と十干の「庚(かのえ)」の組み合わせから、冒頭で記した様に、「新たなことに挑戦するのに適した年」と言えるのだそうです。
一歩一歩着実に、しかしチャレンジ精神は忘れずに、令和2年もお寺は布教活動に精進して参ります。
本年も宜しくお願い致します。
皆さまの御多幸を心より御祈り申し上げます。
南無妙法蓮華経
先日開催されました総代・世話人会に於きまして、寺院役員の運営人数不足などもあり、「除夜の鐘」の実施が難しく、本年は中止という結論に至りました。
ご理解の程宜しくお願い申し上げます。
【案内対象】
廣龍寺檀信徒各位(過去参列者)
【日程】
令和元年11月13日(水)
【場所】
廣龍寺本堂
【受付時間】
午後1時30分~午後2時00分
【法要時間】
午後2時00分~午後3時00分
【山納金】
報恩並回向料・・・¥4、000
※当日参詣の折、受付にて御納入して下さいますようお願い申し上げます。
西暦1282年(弘安5年)10月13日、日蓮大聖人はその生涯を法華経・御題目弘通に捧げ、武蔵国池(現在の東京都大田区池上)にて61歳の御生涯を閉じられ、本年は日蓮大聖人がお亡くなりになられてから738遠忌に当たります。
正式名称は「宗祖御報恩会式」といいます。文字通り、日蓮大聖人の遺徳を讃え、御恩に報い、感謝の誠を捧げる大切な法要です。
本日は「御首題」(ごしゅだい)の書き置きを作っています。
お寺を留守にする事も多いので、こうして書き置きを用意しています。
もちろん、お寺に居る時は御首題帳に直接書かせて頂きます!
※日蓮宗では「御朱印」と「御首題」は明確に区別され、「御首題」は南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)という御題目(おだいもく)を書いたものをいいます。
●御首題だけを頂戴する→御首題帳【法華経信仰の証】
●御朱印(神社や寺院宗派限らず)頂戴する→御朱印帳
さて、本来御朱印帳は「納経帳」とも呼ばれ、写経を奉納した証としてお寺から頂く証明書を指していました。
最近では、参拝した証拠というのが主流になっています。
御朱印はスタンプ集めではありません。
神社や寺院の神さま仏さまとご縁が結ばれた証であり、ご自身が積み重ねてきた尊き修行の証でもあります。
どうぞ信仰心を大切に御参詣下さい。
この度の台風15号・19号により、尊いいのちをなくされました方々のご冥福をお祈り申し上げます。
また、ご遺族の皆さまへお悔やみを申し上げると共に、被災された方々に謹んでお見舞いを申し上げます。
被災された地域の復興、被災された皆さまに1日も早く平穏無事なる生活が訪れますよう心よりお祈り申し上げます。
【案内対象】
廣龍寺檀信徒各位
【日程】
令和元年8月23日(金)
【場所】
廣龍寺本堂
【受付時間】
午後1時30分~午後3時00分
【法要時間】
午後3時00分~午後4時00分
【山納金】
お墓にお骨が入っている檀家さん・・・塔婆回向料¥6、000+墓地管理費¥1、000/1㎡
お墓にお骨が入っていない檀家さん・・回向料 ¥2、000+墓地管理費¥1、000/1㎡
塔婆1基追加につき\4、000
※尚、墓地管理費の窓口は別になりますので、分けてご用意下さい。当日参詣の折、受付にて御納入して下さいますようお願い申し上げます。
施餓鬼会は、檀信徒皆様の御先祖をはじめ、有縁無縁の三界の萬霊を御供養致します。
当日お誘い合わせの上、御参詣下さいますよう御案内致します。
【案内対象】
廣龍寺檀信徒各位(新盆にあたる各家)
【日程】
令和元年8月1日(木)
【場所】
廣龍寺本堂
【受付・法要時間】
第一部 受付午前10時30分 ・ 法要午前11時00分
第二部 受付午後 1時30分 ・ 法要午後 2時00分
【持参】
墓前用仏花(1対)
墓前用お線香
手提提灯(迎え火のため)
本堂用お供物は任意
本堂用仏花は寺院でご用意します
【山納金】
御布施¥30、000以上
新盆仏具代¥10、000以上
塔婆代1基¥4、000
※法要前受付にて御納入して下さいますようお願い申し上げます。
新盆会とは、御先祖様に先んじて、殊に、忌明け後に初めて御盆を迎える一霊位の為に営む法要です。
廣龍寺では、本年新盆にあたる各家に御参詣頂き、本堂にて総供養という形で御供養させて頂きます。
法要後は、卒塔婆の建立と供に、お墓参りをして頂きます。
近隣小学校の校外学習で、小学2年生約100名の子供達が廣龍寺に来てくれました。
お寺がいつからこの場所にあるのか?
お寺って何のためにあるのか?
お寺ではどんな1日を過ごしているのか?
などなど
わかりやすく伝えるのって難しい〜(>_<;)
子供達の質問ってホント真っ直ぐです。
私も勉強させて頂きました!
廣龍寺の仏様・神様も、皆さんが一生懸命お勉強している姿を見て、何だかお顔がニッコリしたような気がしました。
本日はありがとうございました。
合掌
一休み中のお兄さん
赤ちゃんと一緒のお母さん
カメラ持参のお父さん
お散歩中のおじいさんとおばあさん
皆さん今年もふらっと立ち寄り、鑑賞されてます(^^)
【案内対象】
廣龍寺檀信徒各位
【日程】
平成31年3月21日(木)
【場所】
廣龍寺本堂
【受付時間】
午後1時00分~午後2時00分
【法要時間】
午後2時00分~午後3時00分
【山納金】
お墓にお骨が入っている檀家さん・・・塔婆回向料¥6、000+護持会費¥3、600
お墓にお骨が入っていない檀家さん・・回向料 ¥2、000+護持会費¥3、600
※尚、護持会費の窓口は別になりますので、分けてご用意下さい。当日参詣の折、受付にて御納入して下さいますようお願い申し上げます。
彼岸とは春分の日を「中日」として、その前後3日間ずつを合わせ、合計7日間を「彼岸」と呼びます。
私達が普段生活する、迷いや苦しみのこちらの世界「此岸」から、安らかな悟りのあちらの世界「彼岸」へと渡るために、毎日の生活を見直し、悪い所を反省して変えていこうと努力する期間です。
また、自分を生み、護り、育ててくれた親、御先祖様に感謝の気持ちを持って、恩返しの御供養を捧げる1週間でもあります。
新年明けましておめでとうございます。
本年の干支は己亥(つちのと・い)の年となります。
史学研究や易学などの専門家によると、己亥(つちのと・い)の年の傾向は、「次の段階へ進むタイミングであるが、バランスを見誤るとチャンスを逃してしまう年」と言われています。
本年は改元を控え、新たな時代へと踏み出す変革の年になる事でしょう。
一歩一歩着実に、しかしチャレンジ精神は忘れずに、本年もお寺は布教活動に精進して参ります。
本年も宜しくお願い致します。
皆さまの御多幸を心より御祈り申し上げます。
南無妙法蓮華経
早いもので、もう年末。
「師走」とも言われる様に、年末年始の準備で走り回っています!
廣龍寺では、新年の挨拶にいらっしゃる檀信徒の方々に「手作りの御札」をお渡ししています。
御札は「木版」による、昔ながらの手法で作ります。
※内符(守袋内に納めるお守り)の画像は非公開にさせていただいています。
守袋の木版、赤丸で囲んだ箇所をご覧下さい。
文化元甲子四月と彫られています。
西暦では1804年。時代は江戸後期にあたります。
この時代に活躍した人物を挙げるのであれば、杉田玄白や伊能忠敬、葛飾北斎など。
200年以上前の木版・・・
歴代の住職もこの木版を手に取り、御札を作ったのかなと思うと、とても感慨深い気持ちになります。
制作には、いくつかの工程があり、1枚完成するまでに、かなりの時間を要します。
内府木版に墨を塗る→紙を押し当てる→墨を乾かす→朱印を押す。
守袋も同様。
次に、糊を使って御札状に仕上げていきます。
こうして出来上がった御札を、本堂御宝前に安置し、開眼(魂入れ)します。
新年に参詣される檀信徒の方々の御守護を願い、心を込めてお経とお題目「南無妙法蓮華経」をお唱えし、『廣龍寺手作りの御札』が完成となります。
木更津にある「真福寺」さんの施餓鬼法要のお手伝いに行ってきました!
真福寺さんのご住職とは、私も所属する「日蓮宗千葉県北部青年会」で出会いました。
年齢は私の2つ下ですが、青年会に入会した時期、住職就任時期も近く、何より、私同様彼もお祖父様の後を継ぎ、若くして住職になったという経歴から親しくなりました。
2人とも若き住職として未熟な面も多いです。
そこで、法要出仕経験を積み、知識を高め合えればとの考えから、3年前からお互いの寺院行事に出仕する事にしました。
檀信徒の受付対応や本堂の形態などなど、様々な発見があり、とても勉強になりました。
また、真福寺さんは、都市部から少し離れた山林の中のお寺という事もあり、とても静かで癒やされました。(*´▽`*)
皆様も木更津にお立ち寄りの際は、是非ご参拝下さい。きっと心穏やかになると思います♪
さて、今年もやって参りました。
夏お盆や行事前の大掃除!
さすがに今年は、しっかりと熱中症対策をしなければと思い、日除けのための麦わら帽子やサファリハット的な物を探したのですが、見つからず・・・
結局、お坊さんの修行の時に被っていた「網代笠」を使用(^^;)
できあがったのが、重装備の奇妙な格好(笑)
3年前から、年末や夏の大掃除の際は、親戚の高校生とそのお友達が、お手伝いに来てくれています。
2人とも本当に一生懸命、掃除をしてくれました。
塵やガラスの曇りも取り除かれてピカピカ☆
きっと、素直に取り組む姿勢に反映されて、心も益々綺麗になったと思います。
ありがとう!
お坊さんが身につける衣や袈裟、履物。
どうやって購入していると思いますか?
衣屋さんを訪ねる。
あるいは、衣屋さんにお寺に来て貰い、生地や色を選んだり、相談したりしながら購入します。
その他にも実は・・・
「通販」なんていう形式も取れるんです!
今回急遽必要になったのは草履。
草履なので、「通販」で十分だと思い、早速TEL。
京都のとある衣屋さんなのですが、夕方に注文したら、翌日の昼前には届きました!
速っ(゚ロ゚;)!
さすがお寺業界のAm○zonと呼ばれるだけの事はある(笑)
ご法事やお墓参りをされる時、花をお供えすると思います。
「あれ?仏様にお供えをしているのに、花の表面が私達の方を向いている・・・」と、思った方も多いのではないでしょうか。
実は、花の供え方には3種類あります。
①「向上相」(こうじょうそう)花の表面を仏様の方に向ける。
②「向中相」(こうちゅうそう)花の表面を八方に向ける。
③「向下相」(こうげそう)花の表面を私達の方に向ける。
今から約1100年前の平安時代、宇多天皇が「向下相を用ゆべし」と仰って以来、私達の方に花の表面を向け、お供えする事が習慣になったと伝えられています。
江戸時代、日蓮宗学を大成した代表的僧、優陀那日輝上人(1800年~1859年)はご自身の著『充洽園禮誦儀記』にて、「供花」について、次の様に記されています。
「花は心気を和雅ならしむ。慧心を資くべし。」
花の供養には、仏様を美しく立派に飾るという意味と共に、私達、花の供養をする側の心を整え、清める功徳があるといわれています。
ご自宅のお仏壇や墓前、そんな事も意識しながら、手を合わせていただくと、より一層のご供養につながるのではないでしょうか?
皆さんはGWをどの様に過ごされましたか?
私は、映画「男はつらいよ」でも有名な「柴又帝釈天」にプライベート参拝に行って参りました!
「柴又帝釈天」とは通称で、正式名称は「経栄山題経寺」(きょうえいざんだいきょうじ)という日蓮宗寺院です。
これまで、中々拝観する機会がなかったのですが、今回はゆっくりと帝釈堂の彫刻等を見学でき、その繊細さにとても驚きました。
そして、何よりも参拝者を見渡すと、小さいお子様からご年配の方、海外の方までも、皆が手を合わせている姿に感動しました。
年齢・男女・国籍・慶弔の区別なく、人々が訪れる。
本来のお寺のかたちを再認識するとともに、精進に励むパワーをいただきました!
先日、松戸市で行われた「ゲートキーパー」養成研修というものに参加してきました。
「ゲートキーパー」の役割は、悩みを抱えている方を早期発見し、専門家へとつなげる事です。
平成24年以来、全国の自殺者は3万人を下回っているものの、平成28年、千葉県では1千人弱、松戸市においては76人の方が自ら命を絶ってしまったそうです。
今回の研修で学んだ事を皆さんと共有できればと思い、こちらに書かせていただきました。
具体的な悩み事があって「死にたい」と発言をする人は、実は自殺願望がある人の3分の1程。
残りの3分の2は、特に思い当たる理由が無いそうです。しかし「死にたい」気持ちは確かに有る・・・
なぜこの様な事になるのか?
「死にたい」は「うつ」の一症状だからだそうです!
風邪をひくと、咳をしたり、熱がでたり等。皆似た症状になりますよね。
「うつ」も同じ。不眠や対人恐怖等。そして、、「死にたい」願望。皆似た症状になってしまうんです。
現代において、「死にたい」願望を持っている人は決して異常ではなく、普通の事
と、先生も仰っていました。
なぜなら、現代人は常にストレスの中に身をおいているからです。
24時間化に交通の発達、異常気象。さらにはSNS等の情報発信に受信。
情報化社会の影響を受けて→感情の消耗が起こり→ステルス(隠れた)疲労が蓄積されてしまう。
結果「うつ」状態に。
これが現代「疲労うつ」の典型的パターンだそうです。
感情が生じる事って、大きなエネルギーを使うんです!
一見楽しそうな趣味や旅行でさえも、ステルス疲労となり、「疲労うつ」に!
なんて事も・・・
私たちが気づかなければならない事は、「人それぞれ電池(心身の体力)が違う」という事。
疲れていないという思い込みはとても危険なんです。パフォーマンスが低下し葛藤も生んでしまう。
他人との比較
〇〇さんと同じ仕事をしているのに。あれ?何で、、自分はダメな人間だ(_ _)
過去との比較
前にも同じ事があった。その時は乗り越えられたのに。あれ?何で、、自分はダメな人間だ(_ _)
厄介な事に「疲労うつ」にはタイムラグがあるという事。
(例)会社の仕事で大きなイベントを大成功させた→絶好調だ(^▽^)→翌年。あれ?思うように仕事ができない・・・
※疲労するイベントを終えた直後に症状が出るのではなく、翌年~3年以内に心身のトラブルになる人が多い
もう一度言わせて下さい。
「人それぞれ電池(心身の体力)が違う」のです。
あなたが悪いわけではありません!
それでも頑張ってしまうあなたへ
先生によると、とにかく「休息」する事が大事で、次の様なアドバイスをくれました。
【急速(休息)充電3日コース】
刺激から離れる―物理的・心理的●癒やし系ストレス解消(楽しい事でも疲れる事はNG)
眠る食べる―――だらだら・手軽に●イメージは入院
安心する――――安心できる人といる・話す●味方効果(大変さと努力を認めてくれる人)
工夫する――――次の一手(だけ)を考える●開き直り
※充電3日コースの効果が期待できるのは40歳まで。それ以上は1週間コース、1ヶ月コースに移行
何だか調子が悪いなと感じたら、この充電コース、是非お試し下さい。
そして、あなたの周りに悩みを抱えている方がいたら、是非「味方効果」を発揮してあげて下さい。
本人の能力を認めるのではなく、「今の辛さ」と「頑張り」を認める
(例)君ならできる!ではなく、「この状態ならできないのが当たり前だよね。すごく努力しているけど、つらいよね。」(ダメな本人を認める)
終わりに、今回この「ゲートキーパー」養成研修に参加してみようと思ったきっかけをお話させていただきます。
職業と言ったら語弊があるかもしれませんが、私自身、僧侶・寺院という特殊な場に身を置いています。日常的に心身が休まらない事も多くあります。
「疲労うつ」が決して他人事ではないと感じていました。
そんな中、偶然町の掲示板で今回の研修の事を知りました。
今回講師をされた下園先生も「疲労うつ」経験者。
自分自身の守り方を学ぶため、自分の周りに、死を考える悩みを抱えてしまった人が現れたら、どう対応すべきかを学ぶため、この研修に参加しました。
大変貴重な経験をする事ができました。
ここで得た知識を役立てられるよう、日々精進して参ります。
お釈迦様も悩んで、悩んで、悩んだ末に悟りを開かれました。
悩む事は悪い事じゃない。真剣に生きている証だと私は思います。
ただ、一人で悩まず、皆で悩みましょう(^_^)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
新年明けましておめでとうございます。
昨年は家族皆で、ムリをし過ぎたのか体調を崩しバタバタの1年でした。
平成30年はいいかげん(良い加減)を目標にしたい思います(^_^)
さて、本年は戌年。
厳密にいうと、戊戌(つちのえ・いぬ)の年となります。
史学研究や易学などの専門家によると、戊戌(つちのえ・いぬ)の年の傾向は、「良いこと、悪いことがはっきり分かれる年」と言われています。
その理由について、十二支の「戌(いぬ)」と十干の「戊(つちのえ)」の意味から少しく考えていきたいと思います。
はじめに、十二支の「戌(いぬ)」の意味について、
実は、元々十二支に動物の意味はありませんでした。
十干と十二支を組み合わせて日付を記録したり、12回で循環する月や時刻。方位を指すことにも使われていました。
つまり、十二支はあらゆる概念の指標であり、生活においてとても重要なものでした。
そのため、無学な民衆でもこれを覚えて使える様、馴染みの深い動物が割り当てられたと言われています。
では、戌(いぬ)は動物でなければ元々どういう意味だったのか?
本来は「滅」という字で、「草木、全ての物が土の中に還っていくような状態」を意味しているそうです。
また、戌(いぬ)自体には作物を刃物で刈り取り、ひとまとめに締めくくるというような意味もあるそうです。
まとめると、戌(いぬ)は「万物の繁殖がすみ、勢いを収める時」といえます。
次に、十干の「戊(つちのえ)」の意味について、
戊(つちのえ)は「茂」という字に通じ、「植物の成長が絶頂期の時」という意味があるそうです。
本年はこの「勢いを収める戌(いぬ)」と「成長が絶頂期の戊(つちのえ)」という、物事の端と端の年。
よって、「良いこと、悪いことがはっきり分かれ、何かしら大きなことが起こる年」と言われるそうです。
草木が再生するために地に還るように、不要なものは切り捨てることで新たなチャンスが得られます。
何を取って何を捨てるべきか。
これを明確に定めることが大切ではないでしょうか。
平成30年は大きなことが起こると予想されますが、どちらにしても、しっかりと地に足を着け、踏ん張ることが必要になってくると思います。
一歩一歩着実に、しかしチャレンジ精神は忘れずに、平成30年もお寺は布教活動に精進して参ります。
本年も宜しくお願い致します。
皆さまの御多幸を心より御祈り申し上げます。
南無妙法蓮華経
新年明けましておめでとうございます。
平成29年がやって参りました。
さて本年は酉年
厳密にいうと、丁酉(ひのと・とり)の年となります。丁は「安定」、酉は「成熟」を意味していますが・・・
TVや新聞の紙面、会社社長の新年挨拶など、十干十二支を用いて、今年の傾向を述べていることがよくあります。
先に記した様に、丁は「安定」、酉は「成熟」。この意味を主としながらも、捉え方によっては、内容がポジティブにもネガティブにも変化してしまっているようでした。
十干十二支による見解は思ったよりも複雑です。
なぜなら、根底に様々な学問、思想があるからです。
なので、複雑難解なご挨拶は抜きにして(^_^;)
素直にお話させて頂きます!
当たり前ですが、
「どんな1年も1日1日の積み重ねです。
良い日も悪い日も
頑張ったり一息ついたり
笑ったり泣いたりする日々を
自身でしっかり受け止めて
後悔の少ない1年にしていきましょう!」
平成29年も宜しくお願い致します。
皆さまの御多幸を心より御祈り申し上げます。
南無妙法蓮華経
廣龍寺は東松戸駅から徒歩圏内、住宅や学校も近隣にあるためか、檀信徒以外にも、老若男女の方が様々な趣旨で足を運んでくれます。
先日は「趣味でお寺の絵を描いている」という方がいらっしゃいました。
定規で寸法をはかり、シャーペンで線を描く。
な、なんと!
瓦や格子など、数えられるものは全て数え、縮小計算をして描いているそうです!!
そんな緻密な作業、自分だったら、5分ともたずに胸やお腹の辺りがムズ痒くなっちゃいます(笑)
こちらが完成した絵➡
ん?少しオリジナルと違いますね。
そうです。
本堂前にある灯篭と木がなく、お墓の方も竹垣に。
「灯篭や木は本堂とかぶってしまっているのと、何より視点を本堂に集めたい」との事で、絵の中では無くしてしまったそうです。
すごい!そんな芸当ができるとは・・・
定年後に趣味として始めたお寺の絵。
お話しをしていると、声を弾ませ、本堂の絵の面白さを語る画伯。ホント少年の様でした(^∇^)
ありがとうございました!この絵は大切に飾らせて頂きます(^_^)
今年も無事『御盆の棚経』が終わりました。。
※「棚経」とは、僧侶が1軒1軒檀家さんのお宅を周り、読経し御供養をする事をいいます
まさに「まっ白に燃えつきました」→
ホント毎年こんな状態(笑)
先代住職の教えとして「読経後にぶっ倒れるくらい、全身全霊で御供養しなさい」というものがありました。
それを心に刻み精進しております!
【8月13日】初日はお寺周りの56軒訪問
8時から1軒目のお宅へ。
12時に一時お寺に戻り、昼食。汗だくの衣を着替え、12時50分に再出発。
17時にお寺に帰山。
迎え火に来ている檀家さん、棚経に周れない檀家さんもいるので、帰山後そのまま本堂にて読経し御供養。
【8月14日】2日目はお寺から少し離れた37軒訪問
時間は初日同様。
【8月15日】ラスト3日目はお寺から離れた所、松戸市以外の19軒訪問
時間は初日・2日目同様8時から1軒目のお宅へ。
17時にお寺に帰山。
送り火に来ている檀家さんに合わせ、本堂にて読経し御供養。
『棚経』の始まりは諸説あるかと思いますが、一般的には江戸時代といわれています。
徳川幕府により、宗教統制がなされ全国民はどこかのお寺の檀家になるよう義務づけられました。
いわゆる檀家制度の始まりです。仏教的な大義というより、時の権力者による政策といった方が相応しいかと思います。
檀家制度によって、お寺では檀家の情報管理を担う事となりました。
出生、死亡、結婚、転居等の記録をする仕事。現在でいう役所仕事です。
その一環として行われたのが『棚経』
一言で言ってしまえば、ズバリ家庭訪問なんです!
○仏教信仰をしているか?(※当時、江戸幕府はキリシタン類族改めを行っていた為、その調査)
○家庭状況はどうか?
などなど。
現在でも、『棚経=家庭訪問』というニュアンスは的確かと思います。
○仏壇、仏壇回りは綺麗に荘厳されているか?
○しっかりとした信仰をしているか?
○信仰は次世代に伝わっているか?
と、考えながら1軒1軒お伺いをしていますが、もう少し柔らかい意味でも
「あそこのおじいちゃん、おばあちゃんは夏バテしていないだろうか?」とか
「こちらの赤ちゃんはどのくらい大きくなったかな?」とか
交流を楽しみに足を運ばせて頂くのも事実です。
どうしても限られた時間になってしまうので、ゆっくりお話しする事ができませんが、お顔を拝見し、供に御供養する事が何よりも有り難く、貴重な機会だと思っています。
現在の棚経は江戸時代では薄かったであろう、仏教的な意味(僧侶と檀家さんが一緒に手を合わせ、心から御先祖様の御供養を行う)が濃くなったと思います。
棚経終わりは完全燃焼してしまいますが、激励の言葉を頂いたり、飲食の御供養を頂いたりと、想い出しては心が熱くなります。
来年も頑張るぞ!!!
御盆期間となりました。皆様、ご先祖様をお迎えし、ご供養の準備をよろしいですか?
そもそも「御盆供養」とは・・・
事のおこりは、お釈迦様の弟子の一人である目連という方の物語に由来します。
この目連さん、神通力(超能力)に優れた方でした。
ある夏の暑い日の事です。
木陰で休んでいる目連さんの前を楽しそうに話をしながら母と子が通り過ぎました。
目連さんはその姿に、何年も前に亡くなった母親を思い出しました。
「あぁお母さんは今、いったいどうしているのだろう?あんなに優しかったのだから、きっと素晴らしい世界で幸せに暮らしているんだろうな。そうだ!私の神通力で様子を見てみよう!」
と神通力を使ってみました。
ところが・・・お母さんは餓鬼道という地獄の一つに堕ち、お腹をすかせて苦しんでいました。
目連さんは、お母さんを助けようと神通力を使って、食べ物を施しました。
お母さんは喜び、その食べ物を手に取り、口に入れようとしましたが、その瞬間食べ物は燃えあがり、さらに苦
しんでしまいました。
目連さんは大変悲しみ、お釈迦様に相談に行きました。
お釈迦様は次のようにおっしゃいました。
「目連、お前の母は、たしかにお前に対してはとても優しかった。しかし、お前を可愛がるあまり、道理を見失ってしまったんだ。夏のある日、お前の家の前を通りかかった人が一杯の水をめぐんでくれるようお前の母にお願いをした。水瓶の水は溢れんばかりであったが、お前の母は「この水は目連の水だからあげられない」と言った。お前の母が餓鬼道に堕ちたのは、この様に生前貪りの心に執着し、人に施す事をしなかったからなのだよ」
「お母さんが、自分を思うあまり地獄に堕ちてしまったなんて・・・」目連さんは辛く悲しい思いをしました。
お釈迦様は続けます。
「過去を取り返す事は出来ないが、お前の母が出来なかった事を、今、お前が代わりにする事はできる。
7月15日には(旧暦8月15日)、これまで雨季を避けて、一箇所の場所に留まり、修行していた多くの僧侶達が外に出て来る。町の人々も集まるであろう。母親が出来なかった事をしてみなさい。」
目連さんはたくさんの食事を用意し、皆に施しました。
多くの僧侶達と供に母親の御供養もされました。
目連さんが再び神通力でお母さんの様子を見ると、白い雲に包まれ、嬉しそうに天に登っていくところでした。
目連さんは大変喜び、お釈迦様に尋ねます。
「もし後の世の人々がこのような行事をすれば、亡くなった人、家族や、御先祖様がたとえ地獄に堕ちていても救う事が出来ますか?」
お釈迦様も嬉しそうにおっしゃいました。
「今、私が話そうとしたところだ。もし孝行の心を持ち、この行事を行うなら必ず救う事が出来る
であろう。」
この物語に由来し、今日御盆供養が営まれております。
まとめますと、亡くなった家族やご先祖様に代わり、今生きている私達が功徳を積む。
この功徳は巡り巡って、亡くなった方達にも伝わり、成仏の手助けになるという事です。
真夏の大掃除決行!
ウチのお寺では大掃除を年2回、「夏のお盆・施餓鬼会前」と「冬の除夜の鐘前」に行います。
※「施餓鬼会」とは・・・
当山では毎年8月23日に施餓鬼会という行事を行っています。
近隣寺院のお坊さん6名、檀信徒の皆様をお呼びしての大法要。ご先祖様のご供養をします。
私が子供の頃の話。
夏休み8月に入ると、私の家族と叔父家族がお寺に集まり、大掃除。
境内の雑草を採り、庫裡・客殿・本堂の網戸を外し、窓を外し、念入りに水拭き。
掃除機をかけ、畳を拭く。
歴代上人のお墓、無縁仏のお墓を磨き、仏具を丁寧に拭き、施餓鬼会の形にセッティング。
その間、祖母は施餓鬼会の仏花やお供物、食事の手配。
祖父(先代住職)は施餓鬼会の塔婆を書いたり、霊園に法事に行ったり。
子供ながらに、とんでもない忙しさだなと思いました。
思ってはいたのですが、、そこはまだ子供。
妹と従兄弟と掃除をテキトーにやりながら、ふざけ合って遊んでました。
そして、必ず親に怒られる。。
けど、今は違いますよ!全力です!!
というかやらなければ、お盆に施餓鬼会、迎えられません笑
本日から1週間近く、大掃除週間になります(>_<)
両親と寺務員さん、私の4名。掃除場所が多いのもそうですが、今年は暑さもキツイ!
熊本地震のご冥福とお見舞いをお祈り致します この度の熊本地震によりお亡くなりになられた方々、ご遺族の皆様に対し謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
被災地の一日も早い復興と、被災された皆様が平穏な日々を取り戻せるようお祈り致します。
私も所属している『日蓮宗千葉県北部青年会』にて、被災された方々への募金活動を行うこととなりました。
お預かりした義援金は全額、日本赤十字社に委託し、被災された方々に届けられます。
平成28年5月3日(火)午前中、日蓮宗大本山正中山法華経寺境内、下総中山駅ロータリー、京成中山駅ロータリーにて行います。
皆様の温かいご支援を宜しくお願い致します。
※『日蓮宗千葉県北部青年会公式ウェブサイト』http://www.n-hokuseikai.com/
先日、お彼岸期間を「○+活」に当てはめるのであれば、「行活」“ぎょうかつ”が適当とお話ししましたが、その理由は・・・
お彼岸=お墓参り
というイメージがあるか思いますが、これは日本古来の「先祖供養」の習慣と結びついたものです。
実は、お彼岸には先祖供養だけでなく、様々な意味があるのです。
では、お彼岸とはそもそも何なのか?
「彼岸」→「彼」の「岸」→つまり、向こう側の悩みや苦しみのない、仏様がいる悟りの世界。
これと対をなすものが・・・
「此岸」→「此」の「岸」→つまり、こちら側の迷いや煩悩のある、私達が生きる世界。
本来私達は、彼岸に渡るため、日々修行しなければならないのですが、現代社会で生きているいじょうそうもいきませんよね。
そこで「せめて1年の内、秋と春のお彼岸期間は仏道に身を投じ、悟りの世界に近づきましょう!」 というのが、お彼岸の始まりと言われています。
お彼岸の期間は入りから明けまで7日間あります。※今年の春彼岸は3月17日~23日まで
具体的にどのようにして過ごすのか?
お彼岸の中日にはご先祖様への感謝とご供養を行い、お中日の前後6日間に
①布施 ②持戒 ③忍辱 ④精進 ⑤禅定 ⑥智慧
という具体的修行(六波羅蜜といいます)を1日に1つずつ修め、悟りの世界を目指します。
①布施・・・他に施しをする事
②持戒・・・日常の道徳を守り反省する事
③忍辱・・・不平不満を言わず耐え忍ぶ事
④精進・・・何事にも全力で努力する事
⑤禅定・・・心を安定させる事
⑥智慧・・・偏見を持たず正しい判断をする事
↑なんだか難しい言葉や説明を見ると、少し身構えてしまいますね(゚ー゚;A
まとめますと、「お彼岸期間は、特に、自分自身を見つめ直し、悪いところを改め、他者にも思いやりの心で接しましょう!」という事です。
さて、冒頭でお話しした、お彼岸期間は「行活」“ぎょうかつ”という理由ですが、
皆さまお気づきになりましたか?
そうです!
お彼岸はお墓参りをするだけでなく、ご自身の“行”(修行の事)をする期間。
さあ、皆さまご一緒に、お彼岸は「行活」に励みましょう (^人^)
ここ数年「○+活」という造語が次々と登場しています。
就活はもちろん、エンディングノート等の活用によって身近になった「終活」、さらには「婚活」、「妊活」、「保活」。今や、「離活」(離婚に向けての活動)なんていう言葉もあるそうで(^^;)
私も知らなかったのが「呆活」。“ぼうかつ”と読むそうです。
意味を調べてみたところ、【意図的に頭を空っぽにして、ボーっと過ごす活動の事、それにより頭の中がクリアになって、仕事の能率や記憶力がアップする】らしいです。
ボーっと過ごすのに・・・活動なの? 何だか矛盾(^^;) とツッコミたくなってしまいますが(笑)
このように、現在巷には多くの「○+活」があふれています。
なんでもかんでも活動に当てはめてしまうのは、いささか滑稽に思えますが、考えようによっては、確かに「活動」というと、目的意識を持って行動できる気がします。
さて、本日3月17日から1週間、春季お彼岸期間となります。
お彼岸期間を「○+活」に当てはめるのであれば、「行活」“ぎょうかつ”が適当かもしれません。
何故「行活」か? 詳細はまた後日!
本日は午前と午後の法事が終わった後、午後3時から、お寺の役員さんに集まってもらい、会議を行いました。(総代・世話人会)
議案は
①平成27年除夜の鐘の反省
②平成28年春季彼岸会
③境内墓地の水場改修工事
廣龍寺では年に4回、このように会議を行っています。
意見交換の場って大切ですね~( ゚д゚)ウム
先日の「節分」にて、ウチのお寺では「鬼は~外っ!」という掛け声はしないと言いました。
何故かというと・・・
ウチのお寺では「鬼子母神(きしもじん)」という、かつて鬼だった守護神様をお祀りしているからです。
そのため、「鬼は外」という掛け声はしないのです。
さて、「鬼子母神」とはいったいどんな守護神なのでしょう?
鬼子母神は多くの子供を産み、育てていました。その数は500人、1000人とも。
自分の子供だけを溺愛し、巷に出ては人間の子供をさらって食べてしまっていたのです。
お釈迦様はこの悪事を憂いて、鬼子母神が最も愛していた末子を隠してしまいました。
鬼子母神は嘆き悲しみ、お釈迦様の元に来て我が子のことを尋ねました。
お釈迦様が「世間の人たちには1人あるいは3人5人しか子供がいない。あなたには多くの子供がいるのですから、1人ぐらい子供がいなくなっても大したことではないでしょう」と告げられたところ、鬼子母神は今まで犯してきた罪に気づき、その罪を償う意味で、「永遠に全ての子供を護ります」とお釈迦様に約束しました。
今日お寺でお祀りされている尊像には「天女形」と「鬼形」があります。
先記の誓いになぞられ、子供を抱き天女の形をした鬼子母神は、安産・子育ての守護神として信仰されるようになりました。
さらに鬼子母神は、十人の羅刹女と共に法華経の行者や信者を守護するという誓いが、法華経の中に説かれていることから、日蓮宗では他と異なり鬼形(破邪調伏のために憤怒の形相をしている)の鬼子母神をお祀りし、日蓮宗の祈祷本尊(鬼形鬼子母大善神)として広く信仰されています。
さて本日は・・・
皆様ご存じ「節分」ですね!
節分の行事について、簡単にお話させて頂きます。
節分とは「季節を分ける」ことを意味し、年に4回訪れ、各季節の初まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことをいいます。
昔の暦では立春が1年の初日であったことから、旧年の最終日、つまり「現在知られている2月の節分」が他の節分よりも特別な日となったそうです。
※年によっては3日ではなく、4日になる場合もあります
季節の変わり目には間⇒魔が生じ、邪気⇒邪鬼が入ると考えられてきました。
それを退散させる手段として用いられたのが豆撒きなんです。
日本では昔から穀物や、果実には「邪気を払う霊力」があると考えられてきました。
豆の霊力を信じ、撒くことによって悪いものを祓い、さらに、食することによって病気をせず様々な厄災から身を守ってくれると信じられてきました。
さあ皆様も1年の無病息災を願い
「鬼は~外っ!福は~内っ!」
ちなみに、ウチのお寺では「鬼は~外っ!」の掛け声はしません。
何故かというと・・・
長くなってしまうので、続きは次回(^^)
新年明けましておめでとうございます。
平成28年がやって参りました。
本年は申年。
厳密にいうと、丙申(ひのえ・さる)の年となります。
史学研究や易学などの専門家によると、丙申の年は「昨年より明るくなる年」、「物事が伸張して発展していく年」という意味があるそうです。
言い換えるならば、「変革の年!」とでもいうのでしょうか。
しかし、繁栄の後には、必ず衰退がきます。
調子に乗って有頂天になると、思わぬ衰運に見舞われてしまいます。
一歩一歩着実に、しかしチャレンジ精神は忘れずに、平成28年も頑張っていきましょう!
皆さまにとって、飛躍の年となりますように。心より、皆さまの御多幸を御祈り申し上げます。
南無妙法蓮華経
皆さんが持つであろうお坊さんのイメージ
①お経を唱える ②滝に打たれる ③酒や肉の飲食をしないなど
私自身、この①~③はよく言われます。
さて、その他にも⇒のイラストの様な事をイメージする人も多いのではないでしょうか?
そうです!掃除!!
まぁ現代では、箒だけでなく、掃除機など文明の力にも頼ります(^_^;)
実は、掃除はお坊さんの世界では「作務行」といい、修行の1つなんです。
先日、年末という事で、お寺の大掃除をしまた。日常では行き届かない所まで丁寧に掃除するので、骨だけでなく、心も折れます(笑)
しかし、これも修行!
掃除といえば、こんなお話があります。
お釈迦さまの弟子に「スリハンドク」という物忘れがはげしく、愚鈍な人がいました。
お釈迦さまから教えられる事がなかなか覚えられず、仲間はずれになっていました。
ある時、お釈迦さまはスリハンドクに1本の箒を与え、「塵を払え、垢を除かん」と唱え、掃除を一生懸命しなさいと教えました。
スリハンドクはお釈迦さまの教えを守り、長年掃除を行いました。
「掃除とは心を磨くこと。周囲の奇麗や汚れに左右されることなく、自己を磨くことである」と悟ります。
そして、スリハンドクはお釈迦さまから、「スリハンドク、お前は未来において、必ず普明如来という仏になりますよ」と言葉をかけられます。
掃除=修行
目に見える塵埃だけでなく、心も奇麗にする。そんなことを意識してみると、気持ちよく新年を迎えられそうですね!
先日のこと、「こちらのお寺さんの御朱印を頂けないでしょうか?『松戸のお寺』という本を見て来たのですが」と。
『松戸のお寺』とは・・・
松戸佛教会(宗派の枠を越え、松戸市内のお寺60余ヶ寺から成る会) にて「教化活動の一環として、松戸市に定住する方、在勤、在学等の松戸市に御縁のある方に地域周辺に所在する寺院の概要を知ってもらおう」という目的のもと作成したガイドブックです。
私も松戸佛教会に所属させて頂き、3年程経過しました。そして今回この『松戸のお寺』作成にも携わらせて頂きました。
自画自賛ですが、2年の歳月をかけた超大作です!(笑)
内容として、
●市内六十四ヶ寺の寺院紹介
(掲載希望のあった寺院)
●お釈迦さまのご生涯
(仏教を説いたお釈迦さまって?)
●松戸佛教会所属の各宗派説明
(家の宗旨は何だっけ?)
●松戸七福神
(七福神って?)
●仏教行事
(仏教入門書として活用できる)
●仏教Q&A
(仏教のあんなこと・こんなこと)
●松戸寺院マップ
(参拝や御朱印巡りに役立つ)
●項目別索引
(坐禅に写経、除夜の鐘等、各寺の取り組みが一目でわかるアイコン付)
一万部を発行。市内の市立小中学校などに寄贈するほか、市民向け五千八百部を、市観光協会などに置かせて頂きました。
當山でも、檀信徒さんに無料配布させて頂き、大変好評でした。
これまで、御朱印巡りで訪れる方はいらっしゃいましたが、今後この『松戸のお寺』ガイドブックによっても新たな御縁を結ぶことができるかなと思うと、大変ありがたく、うれしく思います。
本年8月15日、終戦70年を迎えました。11月17日より昭和北組寺院(近隣の組寺院)の御住職の皆様と激戦地サイパンを訪れ、中部太平洋諸島戦没者の碑、バンザイ・クリフ、その他日本人戦没者の碑や戦跡を周り慰霊法要を厳修致しました。
日蓮宗 妙見山 廣龍寺
〒270-2225
千葉県松戸市東松戸3-16-3
TEL:047-391-3576(非通知は繋がりません)
FAX:047-391-3576(TELと同じ)
午前9時から午後5時まで
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