新年明けましておめでとうございます。
昨年は家族皆で、ムリをし過ぎたのか体調を崩しバタバタの1年でした。
平成30年はいいかげん(良い加減)を目標にしたい思います(^_^)

さて、本年は戌年。
厳密にいうと、戊戌(つちのえ・いぬ)の年となります。
史学研究や易学などの専門家によると、戊戌(つちのえ・いぬ)の年の傾向は、「良いこと、悪いことがはっきり分かれる年」と言われています。
その理由について、十二支の「戌(いぬ)」と十干の「戊(つちのえ)」の意味から少しく考えていきたいと思います。
はじめに、十二支の「戌(いぬ)」の意味について、
実は、元々十二支に動物の意味はありませんでした。
十干と十二支を組み合わせて日付を記録したり、12回で循環する月や時刻。方位を指すことにも使われていました。
つまり、十二支はあらゆる概念の指標であり、生活においてとても重要なものでした。
そのため、無学な民衆でもこれを覚えて使える様、馴染みの深い動物が割り当てられたと言われています。
では、戌(いぬ)は動物でなければ元々どういう意味だったのか?
本来は「滅」という字で、「草木、全ての物が土の中に還っていくような状態」を意味しているそうです。
また、戌(いぬ)自体には作物を刃物で刈り取り、ひとまとめに締めくくるというような意味もあるそうです。
まとめると、戌(いぬ)は「万物の繁殖がすみ、勢いを収める時」といえます。
次に、十干の「戊(つちのえ)」の意味について、
戊(つちのえ)は「茂」という字に通じ、「植物の成長が絶頂期の時」という意味があるそうです。
本年はこの「勢いを収める戌(いぬ)」と「成長が絶頂期の戊(つちのえ)」という、物事の端と端の年。
よって、「良いこと、悪いことがはっきり分かれ、何かしら大きなことが起こる年」と言われるそうです。
草木が再生するために地に還るように、不要なものは切り捨てることで新たなチャンスが得られます。
何を取って何を捨てるべきか。
これを明確に定めることが大切ではないでしょうか。
平成30年は大きなことが起こると予想されますが、どちらにしても、しっかりと地に足を着け、踏ん張ることが必要になってくると思います。
一歩一歩着実に、しかしチャレンジ精神は忘れずに、平成30年もお寺は布教活動に精進して参ります。
本年も宜しくお願い致します。
皆さまの御多幸を心より御祈り申し上げます。
南無妙法蓮華経