お墓


死者を埋葬し供養する行為は4万年以上前のネアンデルタール人の遺跡からも確認されています。

 

人は亡くなると心の魂(気魂)は天に還り(浄土に昇り)、肉体の魂(白骨)は大地に還るといわれています。

 

心の魂(気魂)は御位牌に宿り、肉体の魂(白骨)はお墓に宿るのです。

 

いつまでにお墓を建立しなければならないという決まりはありません。49日忌や埋葬に合わせて造る方もいれば、生前に造る方もいらっしゃいます。

 

生きているうちに自分で自分のお墓を建立することを「逆修」(ぎゃくしゅう)といい、長生きできるといわれています。

 

こうした生前墓を寿陵(じゅりょう)などといいます。墓石に刻んだ自分の名前や戒名は朱色に塗っておき、亡くなったときに朱色を取りのぞきます。

 

物事に長所と短所があるように、寺院墓地にお墓を建立することについても、やはり長所と短所があります。

 

長所

①お墓建立の際、お寺の指定石材店を紹介することができるので安心していただけます。

②長男や次男、息子や娘、子や孫、既婚や未婚に関係なく、継承者がいれば、いつまででもお墓を守ることができます。

③檀家に入檀しますので、仏事についての相談もしやすく、手厚いご供養が可能です。

 

短所

①仏事(法事や葬儀など)について、お寺が定める法式によって行わなければなりません。

②お寺の護持発展のため、寄付金などの協力をしなければなりません。

③檀家に入檀しますので、年中行事に参列し、志納金を納めなければなりません。

 

寺院墓地は、金銭的な負担を除けば、長所の多いお墓でもあります。

安心してお墓の建立を検討していただくためにも、寺院墓地の長所と短所についてご説明させていただきました。

 

ご家族でしっかりと話し合い、ご希望にそったかたちで仏教、仏事にふれていただければ幸いです。

参考

『松戸のお寺』松戸佛教會

『わが家の仏教・仏事のしきたり日蓮宗』(株)日東書院